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聖マリアンナ医科大学病院 スーパー医師による医療情報

人生後半期のこころの悩みにお応えいたします~神経精神科 主任教授 古茶 大樹先生 2025.04.12
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 認知症(老年精神疾患)治療センター(センター長:笠貫浩史)の活動を紹介します。当センターは平成2年に開設され、約35年の歴史を歩んで今日に至っております。センター名の通り、うつ病や認知症など、人生後半期のこころの悩みに関する専門的治療・支援が主な活動内容です。平成24年より「地域型認知症疾患医療センター」として市の認定・委託を受けております。
 近年の活動の特色として、①多職種のメンバーによる活動②早期アルツハイマー病の新薬治療③中高年の難治性うつ病に対する身体的治療(反復経頭蓋磁気刺激療法、rTMS)が挙げられます。
 ①については、医師、臨床心理士、認定看護師、精神保健福祉士、音楽療法士らによるチームを構成しています。「高齢者専門外来」で医師が早期診断を行い、「診断後支援」として複数の専門職担当者が「介護者向け講座」「認知症家族会」「音楽サークル」(コーラス活動)などを担当しております。「認知症が心配。でもどんな相談をしたらよいか分からない」という方については精神保健福祉士が「認知症医療相談電話」にて対応しております。
 ②、③については、新しい治療であることから、全国的に実施できる医療機関がごく限られています。②の早期アルツハイマー病新薬は、現在国内で二種類が保険診療で使用可能です。治療開始の前には厚生労働省で定められた適応基準に該当するかどうか、精密検査を行います。③のrTMSは、県内大学病院としては当院が初めて保険診療用の機器を導入しています。標準的な薬物療法で十分な効果が得られないうつ病の患者様に対して、有効性が示されている身体的治療です。「お薬を続けていてもなかなか良くならない」とお困りの方はどうぞご相談ください。
 高齢者精神医療・認知症をめぐるさまざまな場面に対応し、皆さまのお役に立てるよう心がけて参ります。専門外来のご予約の際は、かかりつけの医療機関を通じてお申し込みください。

 

■取材協力

聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市宮前区菅生2‐16‐1)

☎044‐977‐8111㈹


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