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清水国明さんの国明式災害生存術
- 野外における活動の師である父の死で思うこと 2018.12.05
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私の父が、94歳で亡くなりました。おかげさまで大往生ってやつですかね。
7年前に母が亡くなったとき、先に逝ってくれて良かったと父は喜んでいました。何でも父を頼りにしていた世間知らずの母を残して先には逝けない、といつも言っていましたので。
1人になった父は気丈に振る舞ってはいましたが、やはり寂しかったのだと思います。母が入院していた病院でも、「ラブラブですね」と看護師さんたちから冷やかされるほどの、オシドリ夫婦でした。最期まで添い遂げた父母から、なんでこんな4回も結婚する息子が生まれたのかと、私すら不思議です。
母の死後父は、私たち3人の子どもたちのために生きていてくれたのでしょう。特に、親孝行が趣味の長女のための長生きでしたね。そんなの趣味じゃない、と姉は怒っていますが、私には真似できない尽くし方でした。毎週末、東京から福井へやってきて、月曜日の役員会に間に合うように最終電車で帰る繰り返し。その間は弟が面倒を見て、長男である私が最もサボっていました。
間違いなく私の野外における活動の師匠であった父の、力なく老いた姿は見たくないからだ、とサボる理由を言うと、「誰だってそんなの見たくないわよ!」と激怒。おっしゃる通りです。も一度渓流のイワナ釣りで対決して、1勝だけでもしたかったなというのが、今唯一の後悔ですかね。「国明会」入会のご案内
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清水国明
タレント・国明会代表