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 　宮城県名取市の海岸地区は津波で全ての家が壊され、基礎だけが残っているだけで、一面が野原と化しています。もともとここはこんな空き地だったのかなと錯覚しますが、案内してくれた地元の人によると、沢山の住宅や商店が立ち並ぶ賑やかな街並みだったのだそうです。僕たちには基礎だけしか見えませんが、そこで暮らし生きてきた人たちには、今もその上にくっきりと家の形が見え、残像として街並みが見えるのだと言います。

　夜になると真っ暗になってしまうこの場所を、煌々と輝く光で飾れないものかと考えました。この基礎の上に、自分の家をイルミネーションで形作るのはどうかと提案してみました。被災地の人たちの復興と心の安らぎを応援する人たちから少しずつ部材の購入費を寄付してもらって、僕らボランティアと一緒になって、住宅や商店、街並みを再現するのです。「完成したら、俺きっと泣くよ」と案内してくれた地元の人が言ってくれました。だからやります、早速。みんなで家や大切な思い出、希望まで無くしてしまった人たちに、光輝く街並みを再現して、心を癒し、元気を回復してもらうことにします。どうか一緒に汗かいて、どうか被災地に光をプレゼントして下さい。
　３・11以来、被災児童の受け入れや仮設住宅のケアを行っている「ＮＰＯ法人河口湖自然楽校」が、このプロジェクトやらせてもらいます。ご協力をお願いします。

【生きるチカラ基金口座】

■三井住友銀行　新橋支店（店番216）普通預金 　

■口座番号：2137380

■口座名義：生きるチカラ基金口（イキルチカラキキングチ）　公益財団法人東京コミュニティー財団（コウエキザイダンホウジン　トウキョウコミュニティザイダン）　 代表理事小川敏男（ダイヒョウリジオガワトシオ） 

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清水国明

タレント　NPO法人 河口湖自然楽校　楽校長