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清水国明さんの国明式災害生存術

想定外までも想定した、本当に役立つ災害への備えを 2011.10.11
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想定外までも想定した、本当に役立つ災害への備えを

 

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 もう何が起こるかわからない世の中ですね。大地震、放射能、津波。そして河川の増水や土石流。それに竜巻被害なんて近頃聞くようになった災害ですよね。想定外の大地震、記録的な大雨だったから。そんな言葉で納めてしまってはいけないでしょう。

 

 それを想定して備えるのが防災で、これまでの記録を最大値としての備えは、もはや通用しない新たな局面、地殻や気象の変動期なのでしょう。だとしたら、これまでの防災のマニュアルや備えの体制も根本的に見直さなければなりません。それが何の役にも立たなかった未曾有の災害に打ちのめされたのですからね。災害からの脱出、救助、延命、復興と段階的に変化してゆく行動の手引きを改めなければ、同じことを繰り返してしまいます。

 

 東日本大震災の避難所にはじめて訪れたとき、阪神大震災の避難所へタイムスリップしたかのような錯覚を覚えました。何も変わっていない、何も改善されていないのです。寒い体育館の床に段ボールを敷いて、劣悪な環境で何日も暮らさなければならない。この間、前の災害に学んで備えてきたことは皆無だったようです。

 

 たとえば、アジアを除く先進国では、災害が起きるとすぐにたくさんのキャンピングトレーラーが食料や水を積んで集結してきて、一夜にして被災者用の仮設住宅が完成するのだそうです。被災から5か月も経っているのにまだ仮設住宅に入れない人がいる日本とは大違いです。その間に心や体を病んで、人間関係も悪くなってしまう長い避難所生活を強いるのは、もはや人災といっていいでしょう。

 

 こんな日のために全国のパーキングや道の駅に数台のキャンピングトレーラーを配置しておいて、日ごろはレジャー客に開放していて、いざというときには被災地へ一斉に駆けつける。国レベルの防災予算であればそんなに大変なことではないでしょう。それでいつでもどこでも仮設住宅がすぐに完成するのですから。それが備えというやつですよね。

 

 

 

※国の備えを待っていられないので、自分の命や大切な人を守るために、災害サバイバル・セルフレスキュー講座を河口湖の「森と湖の楽園」で随時開催しています。キャンピングトレーラーでの宿泊経験が役立ちますよ。仲間数人でキャンピングトレーラーを購入して災害時には河口湖から運ぶ、というプランもあります。まずは経験してみてくださいな。

 

 

 

【生きるチカラ基金口座】
■三井住友銀行 新橋支店(店番216)普通預金  
■口座番号:2137380
■口座名義:生きるチカラ基金口(イキルチカラキキングチ)  公益財団法人東京コミュニティー財団(コウエキザイダンホウジン トウキョウコミュニティザイダン)  代表理事小川敏男(ダイヒョウリジオガワトシオ)

 

 

 

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清水国明
タレント・多毛作倶楽部  代表  http://www.tamousaku.com/


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