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清水国明さんの国明式災害生存術
- 世界の中での、日本人の微妙な立ち位置に一言! 2010.04.29
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(※3月15日発行号のはいからEstに掲載された記事です)
いつか、いつか小金が貯まったら外国で暮らしてみるのもいいなと妻の敬子と時々話していた。けれど海外で暮らしていた人の話を聞いたら、やっぱ日本が一番らしい。旅行ならいいけれど暮らすならやっぱり日本がいい。例えばアメリカやヨーロッパで暮らしてみると、日本人の立ち位置が実に微妙なのだという。黒人や中国人は、時々差別されたり攻撃されたりするけれど、日本人はなんと、まったく無視されているらしいのだ。まだ攻撃される方がましだと、何人かの海外生活の経験者が言っていた。
愛の反対は憎しみや恨みではなく無視だ、と言ったのはマザーテレサ。まったくその存在に愛を感じないと無視することになるのだろう。いじわるされるよりずっと無視される環境の方が暮らし辛い。日本人は世界の中で、結構優秀な人種で、ある意味尊敬もされているのだろうと、ずっと思っていた。それはどうも勝手な思いあがりで、アジアの中の単なる一点にすぎないとしか思われていない。日本人とみるとあからさまな態度で無視する高慢ちきな海外のスチュワーデスの話を聞いているうち、マジで腹が立った。そんな態度の相手に文句も言わず、(言えず?)困惑した笑顔でその場をやり過ごしてきた日本人の、特に観光客がペローンと舐められているのだ。日本人に親切にしている外国人は、おだてていたらいくらでもお金を落とす都合のいいお客と思われているからだって。
え〜い腹が立つ。もう鎖国することにしよう。今はもうアメリカの言いなりやもんね。日本の財産を根こそぎ持っていこうとしているし、日本のためにアメリカ以外の国と仲良くしようとする政治家たちは、たちまちあらゆる権力で抹殺されてきたし。
こうなったら思い切って鎖国してしまい、日本人は日本人のために優秀な日本製品を造って、日本のためにお金も知恵も使う国にしたら、きっと良い国になる。
他人の庭で儲けようなんて欲出すと足元すくわれることになるんだねー。
清水国明
タレント・自然暮らしの会代表