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清水国明さんの国明式災害生存術
- 森のレストランで採用した簡単・ヘルシーな「お袋の味」 2009.02.06
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猛暑で、河口湖の森の中も例年になく暑い夏でした。一年中で最も来場者が多いのが夏休みなのに、その最中、自宅ログハウスを一人で作り始めたのですが、時間がなくて早朝と深夜の作業が続いています。忙しくて食事がめんどうくさい。お腹が減ることにさえイラついています。一粒で満腹感が得られるというダイエットのサプリメントがあるらしいですが、僕にとって食事は給油みたいなものだから、食べなければ体が動かなくなるので、とりあえず簡単なものを急いで目いっぱい食べてごまかしています。でも、このままではいつか入院かメタボだな、と思います。
かといってカロリーや塩分、コレストロールなどを計算した料理なんて作る時間も、余裕も、技術も、知識もありません。見かねて神様か仏様か、もしかしたらこっくりサンあたりがいい出会いをくれたようです。最近僕のご先祖さんたちが集まって先祖会議をしているように感じるときがあるのですが、その会議の議題に僕のことがのぼって、「こりゃやばいからちょっと助けてやろう」てことになったのかもしれません。ちゃんとした栄養士さんが管理して調理された健康長寿と美容のための料理が170種も載っていて、注文するとすぐに宅急便で届けられるという健康食カタログ販売の会社の社長さんとの出会いがありました。早速取り寄せてみたらすごく簡単、とっても便利でした。すでに調理済みの料理がビニール袋に入っていてそれをお湯で1~2分温めるだけ。これなら自分でできます。スタッフみんなの試食会でもおいしくて大好評だったので、森のレストランでも採用することにしたのです。今や世の中は、袋に入った料理を温めたりチンしたりするだけでお客さんに出すことを、手抜きだと非難できるレストランが果たして何軒あるのか、という状態なのだそうです。
うちの森のレストランでは正直に、袋に入っている調理済み健康料理、「お袋の味」です、と言っています。
■清水國明(タレント・自然暮らしの会代表)