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清水国明さんの国明式災害生存術
- 自分への期待に素直に応える人生のススメ 2008.05.30
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本気で、老人牧場を造りたいと思っています。
あと何年か後の自分の老後を考えると、自然、仲間、笑い、健康、といったキーワードが思い浮かびます。自然の中で仲間と一緒に、笑いながら健康に暮らしたい。介護施設の中ではなく大空の下の放牧状態。そして最期は「直角死」です。好きなことを毎日目いっぱいやって、その最中にカクッと死ねたら最高、という考え方です。「いわゆる、ピンピンコロリのPPKですね」と言われることがあります。
少し違うのは、健康に暮らしていてコロリと死ぬだけではなく、それまで好きなことを好きなだけして、目いっぱいに生きるというところ。そしてその好きなことをやっている最中に、コトンと人生を終えるのが直角死です。言葉が足らないと誤解を受けるかもしれませんが「直角死」(幻冬舎)という本も書いていますので、詳しくは一度読んでみてください。まあ要するに、世間の目も家族の目も気にせずに、自分の期待に素直に従ってやりたいことをやり遂げる人生のススメです。社会や家族の期待に応えるだけで、本当に自分のやりたかったことをやらないまま終わってしまう人生を「空しい人生」というのだそうですから、僕はこれからの後半人生は自分の期待を優先したいと思っています。そのためにやってきた河口湖の森の中に、好きなことをするための「森と湖の楽園」を造ったのですが、最近ようやく老人牧場に繋がる未来像が見えてきた気がします。牧場仲間がぼちぼちと集まってきています。ツリーハウスを造る人たちが増えてきました。やがて園内に10棟完成します。
この後はログハウスです。本格的に丸太を削って自分で建てる人や、キットの丸太を組み立てる人、建っているログハウスに住むのもOK。お金を節約するために、何人かで共有することもできます。10棟ぐらいが建ってログハウス村が出現したら、いよいよ老人牧場の牧場主として、目いっぱい愉快に楽しもうと思っています。
■清水國明(タレント・自然暮らしの会代表)