まったくの素人から洋裁教室に入り６年間、さまざまなリメイクに挑戦してきた高橋美智子さん。今回はそんな高橋さんが制作したワンピースとブラウスをご紹介します。

　「着物を洋服にリメイクしたい一念で洋裁教室に入りました。今回のワンピースは、母の礼装用の丸帯から制作。光沢があり綺麗なので、私の礼装用に仕立て、親戚の結婚式へ着て行きました」

　シックな色合いで大人の気品を感じさせる、くるぶし丈のワンピース。袖なしのため、実際に着用する際はサテン地のボレロを合わせているそうです。

　「ブラウスは私の羽織をリメイクしました。柄の部分は袖口に少しだけ配置し、身ごろは絞りのみを生かしてシンプルに。また、衿の中の布を利用してスカーフも作ってみました」

　結び方や位置などで印象が変わるスカーフがあることで、シンプルながらも華やかな一着に。スカーフなしの時はインナーでさまざまな着回しが楽しめそうです。

【ワンピース】

上品な光沢感のあるワンピース。切り替え部分の柄の合わせも自然な仕上がりに。

【ブラウス】

高級感あふれる絞りのブラウス。身ごろがシンプルで、袖や首元のアクセントが引き立ちます。

制作者：矢﨑さよソーイング教室　高橋 美智子さん