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芸能人インタビュー
- 夢は「紅白出場」と「親孝行」。スーパー銭湯の観客を沸かせる昭和ムード歌謡とダンス! 2017.09.19
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長身で端正な顔立ちの5人組男性グループ「純烈」。スーパー銭湯の宴会場でのステージが話題を呼び、3月リリースのシングル『愛でしばりたい』はオリコン第5位(演歌・歌謡部門1位)を記録。哀愁漂うムード歌謡と、ユニークなダンス、熱いファンサービスで、多くの中高年女性を虜にしています。
スーパー銭湯の観客を虜! 11月に純烈ワールド全開のライブ
「よろしくお願いします!!」 取材部屋に大きな声が響き渡ります。プロフィールに目を通すと平均年齢39歳、元戦隊ヒーロー4人、元力士や元レスラーなどの経歴がずらり。そんな異色の5人組が、真っ向から取り組んだのが「ムード歌謡」でした。 「以前、骨折して完治は難しいと告げられ…。失意のなか、『長崎は今日も雨だった』をうたう前川清さんが毎晩夢に現れ、これはお告げだと思いました」(酒井) 酒井さんが思い描いたのは、リードボーカルとコーラスによるムード歌謡グループ。入院していた病室から俳優仲間にすぐさま連絡を取り、ひとりずつ口説き落として新グループ「純烈」を結成します。
「正直、ムード歌謡? という疑問しかありませんでしたね。それでも酒井さんの紅白出場、親孝行を目指そうという情熱に心打たれました」(白川) メンバーが集まっても元は俳優。ボイストレーニングで基礎から歌を学び、オーディションに明け暮れます。念願のメジャーデビューを掴み取るまでに、かかったのは実に3年。デビューの決め手となったのは、現在はファンにも定着しているダンスパフォーマンスです。 「最初は直立不動でしたが、友井の案でファンと一緒に踊ることができる振りを加えました。これがレコード会社の方の目に留まったのだと思います」(酒井)
2010年にファーストシングル『涙の銀座線』をリリースし、眩いスポットライトを浴びる…はずでした。 「デビューしてもまったく注目してもらえず…。純烈のことを知ってもらいたいのに、歌う場所すらなく、歯がゆい毎日でした。そんななか、初めていただいた仕事がスーパー銭湯での余興。失敗したら次はもうない、絶対にまた呼んでもらうんだという気持ちでステージに臨みました」(後上) 決して後に引けないという崖っぷちの覚悟を胸に、ヒーローのように怯むことなく、スーパー銭湯のステージへと上がりました。そこで昭和歌謡のカバーや健康体操、そしてファンへの熱烈サービスを繰り広げ、中高年女性を中心にファンのハートをがっちり掴みます。いつしか〝スーパー銭湯アイドル〟と呼ばれるようになっていました。
「目の前にいるファンに元気になってもらえば、紅白出場や親孝行につながると信じています。だからファン孝行も僕たちの大切な目標です」(小田井) 「以前、ムード歌謡の創始者マヒナスターズの松平直樹さんにも励ましの声をいただきました。昔の名曲をうたうと、そっと目を閉じて青春時代を思い返しているファンも多いですね」(友井) 現在、11月9日に控えた国際フォーラムホールCのコンサートに向けて闘志を燃やしています。大規模コンサートを前に、酒井さんは純烈らしさを炸裂させることを誓います。
「昼と夜の二部構成ですが、両方とも違う内容をお見せするつもりです。ただ、どちらも笑って泣けて、最後には元気になっていただけるライブをお約束します。純烈らしさを一番発揮できるのはライブですから、ぜひ皆さんお越しください」(酒井) 子どもたちのヒーローだったのは遠い過去の話。スーパー銭湯発の中高年女性のアイドルとして、5人の快進撃は始まったばかりです。
■プロフィール
歌手/純 烈
じゅんれつ 酒井一圭(写真左下)をリーダーとし、リードボーカルの白川裕二郎(写真中央)、コーラスの後上翔太(写真左上)、友井雄亮(写真右下)、小田井涼平(写真右上)からなるムード歌謡グループ。07年結成、10年にデビュー後、昭和を思い起こさせるムード歌謡と軽快なダンスでユニークなステージを展開。
■インフォメーション
<コンサート情報>
純烈祭!全員集合
■日時/11月9日㈭ 昼の部14:30~、夜の部18:30~
■場所/東京国際フォーラムホールC
■料金/1公演7,000円(税込)<2公演同時購入の場合11,000円(税込)>
■チケット購入/ アイエス☎03-3355-3553
<9月6日リリースシングル>
愛でしばりたい
■価格/1,300円(税込)
※同名シングルのカップリング変更となる2作を発売