アクティブなシニアライフを応援する情報サイト

素敵に年を重ねる’あなた’のための応援サイト
Home

文字サイズ変更

  • 標準
  • 大

はいからCHANNEL インターネットTV
はいから大人の部活
遺言アプリ100年ノート

はいからお昼の快傑TV
老後の窓口


メディアのご紹介

  • 季刊誌はいから
  • 新聞はいからエスト

好評連載コラム

芸能人インタビュー

見終わって面白かった記憶以外何も残らない。舞台って無条件に愉しい娯楽なんです 2013.05.20
Share

飾らない人柄と誠実さで誰からも愛される山口良一さん。テレビなど映像のイメージがありますが、実は東京ヴォードヴィルショーの劇団員として35年活動を続ける生っ粋の舞台人。そんな山口さんが毎年続ける舞台『あほんだらすけ』が今年いよいよ25年目に突入!

 ■面白いことだけをひたすら追及した「あほんだらすけ」  

 お茶の間の人気者としてさまざまな分野で活躍する山口良一さん。ところが劇団東京ヴォードヴィルショーの劇団員という顔は意外と知られていない。
 「劇団に入ってもう35年にもなるんですけどねぇ(笑)。劇団の地方公演で『こういう舞台もやっているのですね。』って言われたことがあるくらいです。」
 しかし劇団員に見えないことで、かえって山口さんは自由に活動することができた。その一つが平成元年から続く舞台『あほんだらすけ』だ。おかしみあるタイトルだが山口さんは「座長の佐藤(B作)に、僕とたかはし(等)で何かやれって言われて。困ったあげくに、面白いことやろうって考えたのが始まり。タイトルはある漫画の主人公のセリフ…正直、一回だけの公演だと思ったので何でもよかったんです。」と笑う。
 『あほんだらすけ』は並の舞台ではない。「面白いことをしたい」という思いをそのまま舞台にしたようだ。山口さんはそれをテレビ番組表に例える。
 「TVショッピングパロディからダンス、覆面ヒーローもの。合間にショートコントや、マジックショー、人情喜劇があって。1日のテレビを2時間でみる感じかな。他にも平日には抽選会や、茶話会もあります。裏話も聞けるので喜んでいただけると思いますよ。」
 舞台の流れはつくっても、中身はメンバーが集まって話しながら毎回決めて行く。楽しんでもらいたい、笑ってもらいたいという気持ちを持ち寄る。だから台本はメンバー以外が困らないためだけに作るのだと言う。こだわらないことがこだわり。お客さんの反応次第では初日以降でも怖れずに修正を加える。
 「劇的には変えませんが、お客さんには初日と中日、千秋楽と3回来ていただくといいかもしれません。そこにお友達を最低2人連れてね(笑)。熟成されていく過程を見られるのは舞台ならではです。」
 こうして始まった『あほんだらすけ』も今年で25回を数える。初日は何回やっても不安だよとはにかみながらも、その目には確かな自信も伺える。それは『あほんだらすけ』に、山口さんがこの世界に入って以来ずっと貫いて来た芯があるからだ。

■愉しかった記憶だけを持って帰って欲しい

 「僕はお客さんに無条件に楽しんでもらいたいんです。日頃のストレスをこの2時間だけは忘れ、非日常の時間を過ごす。それで見終わった後に『あ~楽しかった! あれ? でも何が楽しかったんだろ??』って、何も残っていないのが理想です。メッセージとか一切ないです。思うままに観て感じたことが本当だと思います。僕にとって舞台=娯楽。それでいいと思っています。」
 見終わった後に何も残らない。山口さんはそんな愉しい記憶だけを残して夢のような時間をつくりだす。八面六臂で飛び回り、劇場全部を巻き込んでいく。こうした姿に胸打たれる同年代の観客も多い。
 「僕もあと少しで60歳ですが、年がいもなくダンスに取り組んでいます。明らかに年々0・2秒ずつ他から遅れるようになっていますけど(笑)。」
 山口さんの魅力がギュッギュ~とつまった2時間。観た方も、まだ観ていない方も山口さんの世界を覗きに来て欲しい。空っぽになるまで楽しませてくれるはず。ぜひ劇場へ!

  

 

 ■プロフィール

役者/山口良一

やまぐち・りょういち 1955年広島県出身。1979年東京ヴォードヴィルショー入団。萩本欽一さんのバラエティ番組の出演で一躍お茶の間の人気者に。以後、劇団公演の他に、外部公演、TVドラマ、映画、ラジオなど幅広く活躍。劇団内劇団の花組エキスプレスによる「あほんだらすけ」は今年で25年目!!

 

■公演情報
劇団 東京ヴォードヴィルショー -花組エキスプレス-
『あほんだらすけ25th 』
■出演/山口良一、たかはし等、大森ヒロシ、まいど豊、村田一晃 客演/能見達也、小林美江
■日程/6月21日(金)~30日(日)
■会場/下北沢 ザ・スズナリ
■料金/前売自由席:3500円、指定:4000円、当日自由席:3700円
【問】東京ヴォードヴィルショー  TEL.03-3227-8371


Back PageTop

  • 会社案内
  • プライバシーポリシー
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 広告掲載のご案内