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芸能人インタビュー
- 羽野晶紀さん/女優 ドキドキして恐いくらいです! 2008.04.27
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また役者ができることになって、今はとにかく世界が広がるばかり。ドキドキして恐いくらいです!
親しみやすい表情や愛嬌たっぷりの発言など、お茶の間でも人気の羽野晶紀さん。実は学生時代から人気劇団『劇団☆新感線』で演劇に取り組んだ舞台出身の女優です。昨年芸能活動を再開した羽野さんがついに舞台に登場! 復帰作となる『王様とおばさん』や心境についてうかがいました。
役の気持ちを理解して、セリフの一つ一つに思いをのせる 明るく天真爛漫なキャラクターでお茶の間でも人気の羽野晶紀さん。ホンワカとした雰囲気ですが、学生時代から『劇団☆新感線』に所属し、多くの舞台経験をもつ役者です。セリフの一語、一言にも気持ちを乗せるスタイルは今でも貫くというほど、自分に真っ正直に生きる芯を持っています。
「あまり器用ではないのかもしれませんね。デビュー当時は歌も歌っていましたが、どこか違うなっていう思いがあって、あらためて自分はどんな音楽が好きなのか考えていたら、ハワイの音楽や歌の精神世界が私に響くことが分かったんです。それで自分の気持ちを大事にしたくて、歌という分野には進まないと決めたんです。ですから今回の舞台『王様とおばさん』が、ハワイを舞台にしたお芝居だと聞いて本当にビックリ。ずっと興味があったフラダンスにもチャレンジできるし、本当に楽しみ!」
舞台復帰第一作は、優しい涙をさそう舞台『王様とおばさん』
結婚を機に芸能活動から身を引いていた羽野さん。昨年からテレビなどの活動は再開していましたが、いよいよ舞台にも復帰することに。その第一作目が『王様とおばさん』なのです。
最愛の夫を亡くした62歳の竹本真菜(宮本信子)は、亡き夫との思い出の地ハワイに、義妹と友人の三人で旅立つ。豪華な屋敷に泊まり南国ライフを満喫しようとする熟年三人組は、屋敷の管理人から「知らない声で名前を呼ばれても返事をしてはいけない」という不思議な忠告を受ける。ある夜、真菜は懐かしい声で名前を呼ばれ思わず返事をしてしまう……。
人間の機微を優しい眼差しで描く劇作家の福島三郎さんと宮本信子さんがタッグを組んだ大人のためのファンタジックコメディです。羽野さんは劇中、ハワイで実在した女王様の霊、リリウオカラニを演じます。舞台復帰第一作ということで、さぞや緊張しているのかと思いきや……。羽野さんからは「楽しみ」と「恐さ」という言葉が。「フラのこともありますが、役者として脚本・演出の福島さんからの要求にどんな風に応えよう、とか考えると本当に楽しみです。それ以上に、これからの私を想像すると恐くなります。
私は、家庭と仕事は両立できないと考えていました。それが今、こうして受け入れていただき、舞台にも出演できることは嬉しいばかりです。それでゼロからのスタートという気持ちで見回すと、今回共演させていただく宮本信子さんをはじめ、凄い役者さんがたくさんいることに改めて驚いたんです。そして、そういう方との出会いが、私の世界をもっともっと広げてくれるんだ! って思いました。今はその広がるばかりの世界を前にドキドキしています。それはもう恐いくらいです」
誰もがハッピーになれる舞台をたくさんの方にお届けしたい!
「私が今回演じるのは女王様の霊という実体のない存在ですが、子どもが生まれて、瞬時に子ども達をメルヘンの世界に誘えるようになりましたから、きっと皆さんをハワイのスピリチュアルな世界へ誘えると思います。こうみえて完璧主義なので、今回も思い残すことがないように稽古をして、皆さんに最高の舞台をお届けしたいと思います。普段あまりお芝居を見ない方でも、きっとハッピーになれる舞台だと思います。お友達や家族であまり舞台を見ない方も誘って、ハッピーをわけてあげてください。そして見終わった後に楽しいお芝居の話で盛り上がってください」
「王様とおばさん」
■作・演出/福島三郎■出演/宮本信子、布施明、羽野晶紀、宮地雅子、東山義久、土居裕子、山路和弘 他 ■期間/6月10日(火)~22日(日)■料金/S席:8,400円、A席:6,300円※全席指定・税込 ■会場:ル テアトル銀座 by PARCO【問】サンライズプロモーション東京
女優 羽野晶紀(はのあき)
京都府出身。大学在学中に劇団☆新感線に参加、主要メンバーとして『髑髏城の七人』『スサノオ』等に出演。その後も『TABOO』『キル』(NODA・MAP)などの舞台をはじめ、映画『モスラ』、大河ドラマ『元禄繚乱』(NHK)など幅広く活躍。2002年結婚を機に芸能活動を休止していたが、07年に復帰。『王様とおばさん』は舞台復帰第一作となる。