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芸能人インタビュー
- 平 岳大/俳優 これまでの生き方が“役”に活かされるなら、人生に無駄はない 2007.12.16
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猛々しい青年テムジン(後のジンギスカン)と美しいカルカ姫は強く惹かれ合いますが、カルカはテムジンが義兄弟の契りを結んだジャムカと結婚してしまいます。そんな因縁を持つ二人の男がモンゴル統一を目前に、互いの強い信念のもと、火花を散らすことに…。
舞台『ジンギスカン』で、平岳大さんは主人公のジンギスカンを演じます。平幹二朗さんと佐久間良子さんを両親に持つ平さんは、まるで役者になるために生まれてきたかのよう。しかし、役者になる前はサラリーマンをやっていたのです。
「小さい頃から『俳優の息子』という色眼鏡を通して見られるのが嫌でした。両親の影響が及ばない場所で、どこまで出来るのか試してみたかった。その結果がサラリーマンでしたが、ずっと疑問はありましたよ。僕がやりたいのは本当にこれなのかって。そこで両親を抜きにして考えると、素直に役者になりたいという気持ちがあったんです。ある意味で僕はジンギスカンと似た所がありますね。規模はもちろん違うけれど、生まれ育った環境ゆえの葛藤とか。その経験が“役”に活きるなら、無駄じゃなかったのかな」
そんな平さんの役作りは、いつも『動き』から入るのだそうです。
「まず視覚的な面から説得力を持たせられるように体を鍛えています。見所は僕の上腕二頭筋(笑)。銀座で熱い芝居をご覧ください」
演出/市川猿之助
出演/平岳大、相田翔子、他
2008年1月4日(金)~28日(月)
ル テアトル銀座