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「なんとなく調子が悪い」の正体 2025.01.19
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 一日中慌ただしく働いたり、飲み過ぎや夜更かしをし、翌朝に疲れを持ち越した経験は誰しもあるはずです。しかし、いつも通り生活したのに、目覚めると「なんだか疲れている」「なんとなく調子が悪い」と感じたことはありませんか。疲れや不調の明確な理由があるとき、そうでないときも、実は「免疫」の状態が影響しています。

 食生活が乱れたり、寝不足などの不健康な生活を続けていると、免疫力が低下します。すると、それまでおとなしかったり、隠れていた病原体が活発になります。免疫力は、たとえ力が落ちた状態でも病原体を撃退しようと頑張って働きます。ただ、そのときに「疲れた」という信号を発する物質が脳に送られます。これが「疲れ」「なんとなく調子が悪い」の原因なのです。

 ひどく疲れていたり、生活に支障が出るほどの不調であれば休息しますが、なんとなく調子が悪い程度では放置しがちです。しかし、休まないと免疫力はどんどん低下していきかねません。この間も免疫は常に働いて「疲れた」という信号を送り続けるため、一向に疲れが抜けず、やがて病気にかかりやすくなります。

 免疫力が低下する原因で忘れていけないのがストレスです。忙しさや人間関係などはもちろん、気温や気圧の変化もストレスとなります。季節の変わり目に体調を崩したり、やる気が出ないのは、気象変化の影響が大きいと考えられます。

 こうした不調のときは、前号で紹介した食食物繊維を多めに摂ったり、ぬるめの入浴(39~40℃に15分)、就寝前のストレッチなどに取り組み、心身をリラックスさせて「質のよい睡眠」を心がけてください。ちなみに風邪のときに眠くなるのは免疫システムが強制的に睡眠状態に持ち込み、体を守ろうとする反応です。ぐっすりと眠る習慣が身につけば、少しずつ免疫力が上向きになるはずです。

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