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TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座

コロナ後遺症に悩まされない 2024.06.19
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 3年に及んだ新型コロナウイルスに伴う制限。ようやく緩和されたものの、街を歩くと「コロナ前より活気がない。人々の表情も少し暗い」と感じませんか。陽性になった人も、そうでない人も3年に渡って受けたダメージは、コロナの後遺症のように残っています。

 そのひとつが「ブレインフォグ」です。コロナ感染だけでなく、ワクチン、コロナ禍のストレスから生じた症状で、頭の中に霧(フォグ)がかかったような状態になります。集中力が散漫になるほか、眠くなるのですが、これらの不調を感じている人はランチの炭水化物を減らしてみてください。炭水化物に含まれる糖質を摂ると血糖値が急上昇して眠くなったり、集中力が低下するからです。

 また、コロナ禍が1~2年経過したころ、50代以上の患者が増えました。口元が緩んでよだれが垂れたり、滑舌が悪くなったため、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」「パーキンソン病」を疑って来院しました。しかし、検査をしても、これらの病気は発覚せず、コロナ禍の象徴「マスク」による口周りの筋肉の衰えが原因でした。長時間、マスクをしたことで口を動かす機会が減り、表情筋や口の周りの筋肉が衰えていたのです。心当たりがある人は、ガムを噛んで口周りの筋肉を鍛えてください。歌うことも口周りの筋トレになるので、カラオケに行くのもよいでしょう。

 他にも「がんが増えた(コロナ禍の検診控えにより、早期発見ができない)」「転ぶ人が増えた(外出自粛により足腰の筋力低下)」「うつ病が増えた(人との交流制限、緊張を強いられたことによる自律神経の乱れ)」などもコロナの影響と言えるでしょう。がん検診を受けたり、体を動かして筋力をアップしたり、通院するか夢中になれることを探すほかありません。今の自分に合った新しい体調作りに励みましょう。

【TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座】一覧はこちら


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