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冬の寒さに用心 2024.01.15
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 いよいよ冬本番。この時期はヒートショックで倒れ、救急車で搬送される患者が急増します。家の中ではとくに注意したい場所が脱衣所です。入浴中、体が温まっているとき血管は弛緩しています。ところが寒い脱衣所に移った途端に血管が収縮し、血圧が急激に上がるヒートショックが起き、めまいや立ちくらみのほか、心筋梗塞や脳梗塞などを起こすおそれがあります。血圧を乱高下させないよう、脱衣所は予めヒーターなどで温めておくとよいでしょう。すこし外に出るときも、念のため防寒しておく方がよいです。とくに首は外気に触れやすく、太い血管が通っています。念のためマフラーをし、寒さにさらされないよう保護してください。

 また、冬場に多い悩みの代表が「冷え」でしょう。冷え性の9割は自律神経のひとつ交感神経の働きが異常に高くなっていることが原因です。交感神経の働きが高くなると血管が収縮するため、熱を運んでいる血液が足先や指先まで届きにくくなります。

 寒い冬は外出するのが億劫になりますが、これも冷えを助長しているおそれがあります。体を動かさずにいると、血液を流すポンプの役割を果たす筋肉が使われず、血行悪化を招くからです。寒空の下で運動しようとは言いませんが、屋内でストレッチ、つま先歩き、スクワットなどに取り組んでください。冬場こそ意識的に体を動かす機会を設けるようにしましょう。

 足先などの末端の冷えがひどいと、なかなか眠りにつけません。そんなときは就寝前に冷え切った足裏をマッサージしましょう。両手で足の裏を包み込むように持ち、足を温めながら気持ちよいと感じる場所を指圧していきます。布団に入った後は足首をぐるぐると回したり、足首を伸ばして曲げるを繰り返せば、冷えが和らぐはず。ぐっすりと眠り、睡眠の質を上げることも血流改善、冷え解消には必要です。

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