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暮らしの中の仏事
- 仏事の地域性あれこれ 2024.09.02
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黄白の水引の不祝儀袋をご存じでしょうか。関西地域のご出身の方は何を言っているのかと思うかもしれませんが、筆者はこれまで関東にしか住んだことはなく、黒白の水引の不祝儀袋しか大野屋に勤めるまで存在を知りませんでした。御霊前や御仏前を黄白の水引の不祝儀袋に入れるのは何とも見慣れず、未だに不思議な感じがします。
また、骨壺も関東圏では7寸の骨壺を用いて火葬場では全てのお骨を骨壺に収骨しますが、関西圏では4寸~3寸の骨壺を用いて一部のお骨のみ収骨するというのが一般的です。
それを反映してか、お墓のつくりも関東・関西で微妙に実は違うんですね。
他に例を挙げると、お盆も長崎の爆竹、金沢のキリコのように仏事は地域の文化にも紐づき独自の風習となっているところも存在します。
以前、テレホンセンターにお電話いただいた方に「うちの地域ではお盆はナスとキュウリではなく、ナス2つで牛馬をつくるんですよ」と教えていただき驚いたことがあります。
その一方で、インターネットの普及によって仏事マナーを調べる方が増え、家族や地域の風習として受け継がれてきた仏事の地域性にも変化が起き、若い方などは特にその傾向が強く、これまで黄白の水引を使用していた地域でも黒白の水引が使用されることが多くなったりしているんだとか。とかく、文化というものは不思議なものだと感じます。
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