「生前に親がお墓を建てていたのを知らなかった。」こんな声が子供世代から聞かれることがあります。
すでにお墓の購入が済んでいる場合は、詳細を伝えておきましょう。また檀家になっているお寺がある場合は、そのお付き合いの仕方を伝えておかないと、後々、お葬式のやり直しなどのトラブルが発生する場合も。次の世代が引き継ぐ際に困らないよう、事前にお墓のことを伝えておきましょう。
お墓の継承
お墓の場所(霊園名、連絡先、墓地使用許可証の保管場所)を正確に伝えましょう。
まだ誰もお墓に納骨されていない場合、家族が墓地の場所をしっかり覚えていないこともあります。
また墓地使用許可証(墓地契約の際に受け取ったお墓の権利書)は、お骨を埋葬する際に霊園に提出を求められますので、保管場所を家族に分かるようにしておきましょう。
寺院とのお付き合いの方法(寺院墓地の場合)
寺院の連絡先、お付き合いの方法を伝えておきましょう。とくに、法要の際のお布施の金額など、家族が困らないようにしておくと安心です。
また寺院墓地の場合、もしものときにはまず最初に連絡する必要があります。連絡せずにお葬式を済ませた場合、お墓への納骨を拒否されるケースもあります。
お墓の引越し
郷里にあるお墓が遠く、今後の管理が難しい場合は「お墓の引越し」という方法もあります。
次の世代に負担をかけないために、今から考えておきましょう。