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暮らしの中の仏事
- その「墓じまい」本当に必要? 2019.04.25
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「子どもに面倒をかけたくないから」と墓じまいを検討される方が増えています。お墓を持たないで済む新しい選択肢のように見えますが、実は跡継ぎや管理を必要としない永代供養墓や樹木葬などに移すお墓の引越しのプロセスの一つのことです。
次の3つの質問のうち、「いいえ」が一つでもある方は、墓じまいが最良の選択肢ではないかもしれません。
Q自分がお墓を守る立場であり、管理費を支払うお墓の名義人である。
□いいえ
お墓の中の遺骨を取り出す公的手続きは、お墓の名義人が行うものです。まずはお墓の跡継ぎとして名義をご自身に移し、お墓を守る立場になることが先決です。
Q 将来的には、自分の遺骨もご先祖様と同じ場所に入れて欲しいと思う。
□いいえ
遺骨を一ヶ所にまとめることにこだわらないのであれば、別々の場所に合同墓を求める、といった選択もあります。ただし、遺骨の数が多いと費用が多額になる場合もあるので注意が必要です。
Q自分の死後は、お墓を継げる子どもや親戚縁者がひとりもいない。
□いいえ
子どもや親戚がいるのなら、継いで守ってくれる人がいないか、ぜひ相談してみてください。お墓の承継は、必ず配偶者や長男でなければいけない、という決まりはありません。どなたかがお墓を継いでくれれば墓じまいをする必要もなくなり、あなたご自身もご先祖様と同じ今のお墓に入れてもらえることでしょう。
◆ まずは、親族とじっくり話し合うことから、始めませんか?
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