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暮らしの中の仏事
- お盆の迎え方 2017.07.10
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まもなくお盆がやって参ります。ご先祖様の霊と家族が、ともに楽しいひとときを過ごすという日本古来の信仰と仏教が結びついた行事です。東京や横浜では、7月13日に迎え火をたき、16日(または15日)に送り火をたきます。地域によっては、8月13日~8月16日(または15日)にするところもあります。
お盆には、ご先祖様をお迎えする盆棚(精霊棚)を仏壇の前に作ります。盆棚には位牌・香炉・燭台を置き、キュウリやナスで作った牛や馬、水の子という洗った米に、なすやきゅうりなどを賽の目に刻んだものを混ぜて、はすの葉の上に盛り付けたものをお供えします。また、盆棚の脇には盆提灯を飾り、迎え火・送り火にはホウロク皿におがらを焚きます。お盆の期間中は全てのお位牌を盆棚に移しますので、ご霊供膳をお供えするのは仏壇ではなく盆棚へお供えください。
亡くなってから、初めてお盆を迎える「新盆」では、通常のお盆の準備のほかに、「白紋天」という白木で作られた新盆用提灯を用意する必要があります。また僧侶を迎えて法要をお願いする場合は、早めに寺院へ連絡しましょう。
「お盆には何をしたらいいの?」という問い合わせを受けますが、宗派や地域の習慣、また従来からのご親族の慣習により、やり方は一様ではありません。ただ、ご自宅では盆飾りをし、棚経(自宅に僧侶が来てお経をあげる)をお願いしたり、寺院で行われる盂蘭盆会(うらぼんえ)という合同法要に参列をします。ご先祖様の魂を手厚くおもてなしいたしましょう。
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