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暮らしの中の仏事
- 永代供養墓 2008.07.01
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少子高齢化や核家族化、血縁関係が希薄になりつつある現在、「生前に永代供養墓を探したい」というご相談が増えています。実家に帰れない、子供達に負担をかけたくない、現在年配で独身であるなど事情はさまざまです。
永代供養墓とは寺院や霊園が故人の家族や親族に代わって、またお墓をお守りする方がいない場合その方に代わり、永代または一定期間をご供養、管理するお墓のシステムのことをいいます。
永代供養墓には主に遺骨を骨壷から出し土に還す合祀型、骨壷を共通の棚などに安置する集合型、専用の安置場所のある個別安置型にタイプに分けられます。永代供養墓の場合、寺院墓地であっても宗旨・宗派を問わずに受け入れるところが多いようですが、供養はその寺院の宗派で行われます。春秋のお彼岸とお盆の年3回、合同で法要が行われるのが一般的ですが、年に1回の墓地や、毎月行う寺院や霊園などもあります。永代供養墓の一式料金はお墓のタイプや供養の内容、各寺院によって、10万円台の永代供養墓もあれば300万円を越すところもあります。これは骨壷を安置するスペースの広さやご供養の回数、骨壷の安置方法とその期間によって変わります。
現在増えつつある永代供養墓ですが、これといった規定があるわけではありません。墓地によって呼び方も違い料金もさまざまです。少子化、核家族化の流れの中、これからも新しいタイプの永代供養墓が出てくるでしょう。希望にあった永代供養墓を選ぶには、経営主体がしっかりして信頼できること、管理・供養システムがしっかりしていること、予算に合っているかなどがポイントになります。また契約に際しては、いろいろな永代供養墓を見て比較検討することです。
協力/メモリアルアートの大野屋