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暮らしの中の仏事
- お墓のお手入れ 2008.05.31
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お墓の汚れは劣化を促進していたみやすくなります。拭き掃除や庭の手入れ、免震対策、リフォームなど、家と同じように、お墓にもメンテナンスが必要です。今回は、自分でも簡単にできるお墓のお手入れについて項目別にご紹介します。
【洗う】お墓の洗浄は水で洗うのが基本です。やわらかいスポンジか布に水を含ませてやさしく洗います。 汚れがひどい時は、タワシなどでとるととれます。また、文字の部分はハブラシが便利です。しかし硬い石とはいえ、彫刻部分や角は欠けやすくなっています。決して力を入れてゴシゴシとこすらないようにしてください。最近は墓石(御影石)の水垢やシミが取れる商品や専用スポンジのセットなどが、仏壇店等で販売されていますのでそういった商品を使用しても良いでしょう。
【花】お墓に供えたお花は枯れて見苦しくなる前に取り替えましょう。お墓が遠くてこまめにお参りできないようであれば、定期的にお花を供えて、簡単なお掃除もしてくれるサービスを利用することもできます。料金は、たいてい期間とサービスの内容に応じて決まっています。霊園のそばにお店を構えている石材店で聞いてみると良いでしょう。
【植木】お墓の敷地に生える雑草はこまめに取り除くようにしてください。また植木などがある場合、大きくなりすぎないように 時々剪定する必要があります。地中で根が張りすぎると、お墓を囲んでいる石の柵を圧迫し、ひび割れや崩れの原因になります。
【雑草】墓参の時は、小さな鎌などを持参すると便利です。墓地内の玉砂利の中の草の根は、なかなか取りにくいものです。 小さな鎌やゴム手袋などを持っていくとよいでしょう。
【玉砂利】墓石のまわりに敷いた玉砂利は、土に沈んでしまうことがあります。 園芸用のシャベルなどで掘り起こして目の粗いザルに入れ、 洗った後に敷くと見違えるようにキレイになります。新しい玉砂利を敷き直すのも良いでしょう。
また汚れやいたみがひどい場合は、信頼できる石材店などにクリーニングやメンテナンスを頼むのもひとつの手といえます。お墓は手入れを怠ると、劣化がすすみ後々大きな費用がかさむことになりかねません。 日ごろのお手入れを心がけましょう。
協力/メモリアルアートの大野屋